【2021年版】種牡馬のコスパ表|一口馬主出資検討用

2021年3月19日

こんにちは。府中競馬研究所のファフナー川原です。

もうすぐ春を迎えるこの季節、一口馬主の皆様は出資候補を検討している頃だと思います。

昨年に引き続き、コスパの良い種牡馬をランキング形式で記載したいと思います。

一口馬主様の出資検討に役立てれば幸いです。

計算式について

昨年と同様の計算式を用いたいと思います。

参考に昨年の記事も下記に掲載いたします。

計算式:

3000万(※1)× 2020年勝ち上がり率(※2) ÷ 種付け料【2018年】

※1・・・勝ち上がったらだいたい回収出来そうな金額

※2・・・2・3歳の「新馬戦・未勝利戦」の勝率

※3・・・2020年の「2・3歳 新馬戦・未勝利戦」の勝ち数の多い順上位20頭の中から、回収期待値の高いベスト10を発表

以上です。

それでは、ランキングを見てまいりましょう。

第10位 ゴールドシップ(期待値:82%)

初年度2017年
主な産駒ウインマイティー(2020オークス3着)、ブラックホール2019札幌2歳S1着)
2020年リーディング27位

回収期待値:3000万×8.2%÷300万=82%

長距離を得意とした期待の新種牡馬ゴールドシップが10位にランクイン!

実績が少ない今が買い時かもしれません。

第9位 エピファネイア(期待値:84%)

初年度2017年
主な産駒デアリングタクト(2020牝馬3冠)、アリストテレス(2020菊花賞2着、2021AJCC1着)
2020年リーディング9位

回収期待値:3000万×7.0%÷250万=84%

昨年は堂々1位をとったエピファネイアでしたが、今年は9位となりました。

まだまだ種牡馬としての実績が種付け料に付加されていない今がおすすめです。

第8位 キンシャサノキセキ(期待値:85.2%)

初年度2012年
主な産駒サクセスエナジー(2020兵庫ゴールドトロフィー1着)、ガロアクリーク(2020皐月賞3着)
2020年リーディング11位

回収期待値:3000万×7.1%÷250万=85.2%

昨年は5位で少しランクダウンしましたが、安定のコスパの良い種牡馬として期待できます。

第7位 ヘニーヒューズ(期待値:87.4%)

初年度2008年
主な産駒ワイドファラオ(2020かしわ記念1着)、アランバローズ(2020全日本2歳優駿1着)
2020年リーディング10位

回収期待値:3000万×10.2%÷350万=87.4%

昨年は8位でしたが、2020年はダート重賞の大きなところをヘニーヒューズ産駒が勝っております。今後もダートのスターホースを輩出してくれるでしょう!

第6位 キズナ(期待値:90%)

初年度2017年
主な産駒マルターズディオサ(2020紫苑S1着)、ディープボンド(2020京都新聞杯1着)
2020年リーディング8位

回収期待値:3000万×10.5%÷350万=90%

昨年は、3位でこちらも期待の新種牡馬の一頭です。ディープインパクトの後継種牡馬となるか?

第5位 モーリス(期待値:92.3%)

初年度2018年
主な産駒シゲルピンクルビー(2021フィリーズレビュー1着)、ピクシーナイト(2021シンザン記念1着)
2020年リーディング47位

回収期待値:3000万×12.3%÷400万=92.3%

2020年に産駒が初めて出走し、2021年には3歳重賞を早速獲得しております。まさに期待の新種牡馬と言えるでしょう!新種牡馬にしてはやや高め設定の400万円の種付け料にも納得出来ますね。

第4位 エイシンフラッシュ(期待値:102.0%)

初年度2015年
主な産駒ココロノトウダイ(2021中山金杯2着)
2020年リーディング22位

回収期待値:3000万×5.1%÷150万=102%

ここからはいよいよ回収期待値が100%超えの種牡馬です。

スターホースは輩出していないものの、格安の種付け料で高コストパフォーマンスを実現!

第3位 ドゥラメンテ(期待値:118.5%)

初年度2018年
主な産駒タイトルホルダー(弥生賞1着)、
2020年リーディング44位

回収期待値:3000万×15.8%÷400万=118.5%

モーリスと同じ2018年産が初産駒の新種牡馬です。

モーリスと同じ強気の種付け料ですが、圧倒的な勝率を誇ってます。

第2位 パイロ(期待値:126%)

初年度2011年
主な産駒ランリョウオー(2020全日本2歳優駿2着)、アクアリーブル(2020関東オークス2着)
2020年リーディング23位

回収期待値:3000万×8.4%÷200万=126%

なんと、2位にランクインしたのが超古株のパイロです。

多くの実績を残しているにもかかわらず、200万円の格安種付け料が

高コスパを実現しております。

第1位 マジェスティックウォリアー(期待値:126.7%)

初年度2010年(※輸入後2017)
主な産駒ベストウォーリア(2014、2015マイルチャンピオンシップ1着)、エアアルマス(2020東海S1着)
2020年リーディング32位

回収期待値:3000万×7.6%÷180万=126.6%

ダート中距離馬を多数輩出した、マジェスティックウォリアーが堂々の1位を獲得しました!!

マジェスティックウォリアーは、2017年に日本に輸入されたため、輸入後初の産駒は2019年デビューとなります。

つまり、エピファネイア産駒とキズナ産駒、ゴールドシップ産駒と同期と考えると、かなり期待出来る種牡馬でしょう。

最後に

コスパの良い種牡馬の法則として

①新種牡馬で実績が少ないもの

②ダート路線の古株種牡馬

といった傾向が見られることがわかりました!