佐賀競馬場のトップジョッキー山口勲騎手の徹底分析！

2020年5月22日

こんにちは！府中競馬研究所の所長、ファフナー川原です。

今回は、研究所　再始動第一弾！佐賀競馬場のルメール騎手こと「山口勲」騎手の徹底分析を行ってまいります。

山口勲（やまぐちいさお）騎手について

所属：佐賀競馬場

厩舎：東眞市

生年月日：１９７０年３月２８日

初騎乗：１９８７年１０月１８日

２０２０年現在では、なんと５０歳を迎えた山口騎手。

しかし、２０１９年も佐賀のリーディングジョッキーになり、現在でも佐賀のトップジョッキーとして君臨されております。

ここで過去１０年の成績を見てみましょう。

過去１０年の成績

年	勝利数	勝率	リーディング
2010	252	35.9%	１位
2011	185	28.4%	１位
2012	209	30.6%	１位
2013	199	31.2%	１位
2014	189	28.7%	１位
2015	239	33.7%	１位
2016	217	32.5%	１位
2017	218	33.3%	１位
2018	229	33.5%	１位
2019	249	32.5%	１位

過去１０年間の実績を見ると、とてつもない騎手であることが分かりますね。

１０年間ずっとリーディングジョッキーを守り続けるということは、尋常ではありません。

しかも勝利数で言えば、２０１５年以降２００勝超に合わせて、毎年勝利数を増やしているから驚きです。

「佐賀競馬場では、山口騎手だけを買えばよいのでは？」

そう簡単に行かないのが、競馬の醍醐味です！

２０１０年から２０１９年の１０年間の単勝回収率は７４．７％、複勝回収率は、８１．２％となっております。つまり、バカの一つ覚えで、山口騎手だけを買い続けていても、お金は減る一方です。

人気別データ

人気があるときとないときでは、成績はどうなっているでしょうか。

人気	勝率	単勝回収率
１番人気	53.8％	78.9％
２番人気	24.5％	83.6％
３番人気	13.5％	76.2％
４番人気	7.2％	64.1％
５番人気	5.0％	68.4％

１番人気の場合は、勝率が５０％を超えております。２番人気以下と大きく勝率が異なっており、１番と２番の差は29.3％もあります。

しかし、単勝回収率で言えば２番人気が最も高く、８３．６％となっております。１番人気を買い続けるよりも、当たる確率の低い２番人気を買い続けた方が、回収率が高いことが分かります。

距離別データ

次は、距離ごとに成績がどのように変わってくるかを見てみましょう。

距離	勝率	単勝回収率
900ｍ	38.0％	81.2％
1300ｍ	34.4％	70.8％
1400ｍ	31.4％	76.6％
1750ｍ	29.5％	74.0％
1800ｍ	31.2％	76.7％
2000ｍ	22.1％	54.7％
2500ｍ	11.1％	14.4％

距離別で成績を見てみますと、距離が長くなればなるほど、勝率が下がっていることが分かります。

途中１８００ｍで少し成績が良くなっておりますが、２０００ｍ以上については、かなり低い数値となっております。

競馬の格言に「長距離は騎手で買え」というものがあると聞いたことがありますが、どうやら山口騎手は、短距離で買った方がよさそうです。

馬場状態別データ

だんだん、山口騎手の本質が見えてきましたね。

更に次は、馬場状態別で成績を見てみましょう。

馬場状態	勝率	単勝回収率
良	32.0％	73.7％
稍重	31.9％	72.2％
重	31.5％	73.8％
不良	32.6％	79.1％

勝率に関しては、馬場状態別に見ても特に変わりないことが分かります。

しかし、単勝回収率は、「不良馬場」の数値が高いことが分かります。「不良馬場だから何が起こるかわからないぞ！」といって、山口騎手の敗北を皆さん期待するのでしょう。「不良馬場こそいつも通りの山口騎手」という事かもしれませんね。

競争条件別データ

最後に競争条件別にデータを見てみましょう。

競争条件	勝率
新馬・未勝利	32.1％
Cクラス	33.2％
Bクラス	27.6％
Aクラス	28.7％
OP	29.9％

競争条件別に見てみますと、「Cクラス」の勝率が最も高いことが分かります。次いで「新馬・未勝利戦」となっております。Cクラスの方が短い距離が多いことが要因なんでしょうか。

まとめ

・１～３番人気の山口騎手は買い。特に２番人気

・距離が短ければ短いほど、勝率は上がる

・馬場状態がどうなっていても、山口騎手は対応できる。不良馬場がオッズが美味しい

・クラスはCクラスや新馬戦・未勝利戦等の低レベルを狙え！

これからも山口騎手の活躍に目が離せませんね！