ディープインパクト産駒は早熟なのか?
こんにちは!所長のファフナー川原です。
今回のテーマは
ディープインパクト産駒は早熟なのか?
といったテーマです。
血統については奥が深いので、今回はそこまでディープに調べるつもりはありませんが、
少しだけデータを見てみたいと思います。
私は、個人的に一口馬主をやっておりますが、ディープ産駒は1頭だけ持っております。
残念ながらディープインパクトは、既に亡くなってしまったので、今後ディープ産駒が
生まれてこないと思うと、悲しくなりますね。
しかし、ディープ1強時代が終了し、種牡馬戦国時代に突入すると考えると
ワクワクしますね。
年齢別の勝率を見てみる
さて、ディープ産駒は果たして早熟なのかという疑問についてですが、
今回は、馬の年齢別に勝率を調べてみました。
年齢 | ディープ産駒 | キンカメ産駒 | ハーツクライ産駒 |
2歳 | 24.8% | 14.6% | 12.0% |
3歳 | 14.9% | 11.2% | 9.0% |
4歳 | 11.3% | 12.0% | 9.5% |
5歳 | 7.2% | 9.2% | 7.0% |
6歳 | 6.1% | 4.6% | 4.5% |
7歳 | 4.5% | 4.7% | 3.7% |
8歳 | 3.7% | 1.1% | 1.3% |
参考として、キングカメハメハ産駒とハーツクライ産駒の勝率も載せております。
グラフを見てわかるように、ディープ産駒は、下記のような傾向が見られます。
- 2歳時に圧倒的勝率を出している。
- 3歳時も他の産駒に比べて勝率が高い。
- 4歳以降は、他の産駒と同じような勝率。
キンカメ産駒もハーツクライ産駒も他の産駒に比べると優秀な成績なことに変わりありませんが、
2歳時では、ディープ産駒に圧倒的に勝率を離されております。
他の産駒もここには掲載しませんが、キンカメ産駒やハーツクライ産駒と同じような勝率の推移です。
つまり
中央競馬で、好成績を残す種牡馬(産駒)は、2歳時か最もピークで、それ以降は徐々に勝率が下がる。
というセオリーになっており、
ディープ産駒は、ピーク時(2歳)の勝率が段違いである。
ということが分かりました。
結局ディープ産駒は早熟なのか?
早熟というものの定義が
比較的低年齢時にピークを迎え、それ以降は勝率が下がる
ということであれば、ディープ産駒は「早熟」と言えると思います。
しかし、近年の競馬界で、重宝されている種牡馬の産駒はほぼ「早熟」であるということも言えるでしょう。
言い換えると
近年の競馬界で「早熟型」以外の血統は、求められていない。=活躍出来ていない。
ということです。競馬=早熟となってしまっていると言っても過言ではないのかもしれませんね。
活躍する競走馬のセオリー
まず、競走馬が活躍する前提条件が「勝ち上がる」ことです。
勝ち上がるというのは、2歳~3歳の期間に1勝することであり、これがすごく大変なんです。
このすごく大変な前提条件を最もクリアしてきているのが、「ディープ産駒」なのです。
ディープ産駒の2歳時点の勝率は圧倒的であり、毎年最も高い「勝ち上がり率」を出しております。
競走馬のオーナーからしたら、なんとしてでも勝ち上がる馬を購入したい訳ですから、ディープ産駒が魅力的に決まっております。
次に、クラシックレースです。
これは、3歳の春と秋に開催される競馬界の超重要レースです。
競馬に携わる皆様は、このクラシックレースで活躍することを目標に日々頑張っております。
つまりクラシックレースで活躍するためには、3歳時に高いパフォーマンスを出すことが大事なわけです。
3歳時点でも他の産駒より高いパフォーマンスを発揮する「ディープ産駒」がここでも活躍します。
2つの重要なポイント
・2歳時の勝ち上がり
・3歳時のクラシックレース
このポイントで高パフォーマンスを発揮できるディープ産駒は、優秀な血統ということですね。
結論
・ディープインパクト産駒は他の産駒同様「早熟型」である。
・「早熟型」であるが、他の産駒よりも「2・3歳時」に高パフォーマンスを発揮しやすい。
といった感じですかね。ディープ産駒はとりあえず超優秀ってことですね。
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