ロードカナロア産駒のダート適性について
こんにちは!府中競馬研究所の所長、ファフナー川原でございます。
本日は
ロードカナロアのダート適性
について調べてみましたので、ご報告致します。
まず、2018年~2020年の3年間の、ロードカナロア産駒のダート成績を調べてみました。
過去3年間のロードカナロア産駒ダート成績
ロードカナロア以外の種牡馬については、以前「ロードカナロア産駒は早熟か?」のテーマで比較に用いた
種牡馬を表示しております。
勝ち数順位 | 種牡馬名 | 成績 | 連対率 |
05位 | キングカメハメハ | 137-134-114-1067/1452 | 18.7% |
06位 | ロードカナロア | 134-116-113-932/1295 | 19.3% |
14位 | ルーラーシップ | 95-77-112-1006/1290 | 13.3% |
21位 | ディープインパクト | 62-49-58-548/717 | 15.5% |
65位 | ハービンジャー | 19-22-34-397/472 | 8.7% |
並べてみると、ハービンジャー産駒がダート適性がないことが分かりますね。
欧州色が強いことが要因なのでしょうか。
そして、何と言っても、ロードカナロア産駒がダート適性がかなりあることが分かりますね。
ロードカナロアの父のキングカメハメハからダート適性を引き継いだような感じでしょうか。
てっきり芝マイルのイメージが強いだけに、これほどダート適性があったとは思いませんでした。
ロードカナロア産駒の距離別成績
ダートの成績を距離別に分けて細かく見てまいりたいと思います。
まずは、ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒との比較です。
ロードカナロア産駒は、1000m~1600mは連対率が20%超とかなり好成績を収めております。
距離 | ロードカナロア産駒 | ディープインパクト産駒 | キングカメハメハ産駒 |
1000m ~ 1300m | 21.8% | 11.0% | 12.3% |
1400m ~ 1600m | 20.2% | 10.4% | 16.4% |
1700m ~ 2000m | 15.9% | 16.4% | 21.6% |
2100m ~ 2400m | 0.0% | 25.5% | 10.1% |
2500m ~ 9999m | – | 100% | 0.0% |
2100m以上は出走回数が少ないのもあり、連対はしておりません。
対照的にディープインパクト産駒は、距離が伸びるほど成績が良くなっており、2500m超は100%の連対率でした。
キングカメハメハ産駒は、ちょうど中間のような成績になっており、
2000mまでは、徐々に成績が良くなりますが、2100m以降は徐々に成績が悪くなっております。
続いて、ルーラーシップ産駒、ハービンジャー産駒と比較してみます。
距離 | ロードカナロア産駒 | ルーラーシップ産駒 | ハービンジャー産駒 |
1000m ~ 1300m | 21.8% | 10.6% | 1.9% |
1400m ~ 1600m | 20.2% | 12.3% | 9.0% |
1700m ~ 2000m | 15.9% | 14.2% | 10.2% |
2100m ~ 2400m | 0.0% | 12.8% | 3.8% |
2500m ~ 9999m | – | 0.0% | – |
ハービンジャー産駒は全体的に数字は低くなっておりますが、ダート中距離(1700m~2000m)が一番良い数値となっております。
ルーラーシップ産駒は、ロードカナロア産駒ほどではありませんが、ダートでもそこそこの成績を収めております。
まとめ
・ロードカナロア産駒は他の主流種牡馬に比べるとダート適性がある。
・距離でいうとダート短距離(1000m~1600m)が良く走る
ロードカナロア産駒がダートを走る際は、オッズ妙味があるかもしれません。
馬券購入時に参考にしてください。
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