馬体重と距離適性の関係性について

こんにちは。府中競馬研究所です。

以前、一口馬主出資検討向けに「馬体重と勝ち上がり率」の検証を行いました。

しかし、馬体重が大きいほど成績が良いけど

・重いってことは、敏捷性に欠けるので短距離が苦手?

・重いってことは、長距離だとバテちゃう?

など、様々な疑問が生まれました。

そこで今回は、

馬体重500kg以上の馬 

馬体重450kg以下の馬

の距離別の連対率を調べてみました。

期間:2011年~2020年の10年間

レース:全レース

数値:連対率

です。

その結果はこのようになりました。

馬体重450kg以下500kg以上
1000m-1300m10.3%16.1%
1400m-1600m10.7%16.3%
1700m-2000m11.1%16.8%
2100m-2400m12.6%16.9%
2400m-9999m14.7%15.3%
馬体重と距離別連対率

馬体重450kg以下 < 馬体重500kg以上

この数値は間違いないことが分かります。

馬体重450kg以下の馬は、距離が長くなれば長くなるほど連対率が上昇しております。

馬体重500kg以上の馬は、1000mから2400mまではほぼ連対率に変わりありませんが、2500mを超える長距離の場合は、連対率がガクっと下がります。

しかし、2500m以上の長距離でも、わずかに馬体重500kg以上の馬の方が連対率が高く、

馬体重が重い馬が有利なことがわかりました。