ロードカナロア産駒は早熟なのか?|過去の勝ち上がり率から推察

こんにちは!

以前、「ディープインパクト産駒は早熟か?」と題して、調査したところ、

ディープインパクト産駒は、他の産駒に比べてかなり早熟である&古馬でも走る

ということが分かりました。

詳細は、過去の記事を参照してください。

ディープインパクトの後継種牡馬は?

ディープインパクト・キングカメハメハが亡くなり、ハーツクライも種牡馬を引退しました。

では、どの種牡馬が実権を握るのか?

今後は、このテーマが重要テーマとなります。

ディープ産駒は、種付け初年度産駒から好成績を収めている!

下記の表は、ディープインパクト産駒の初年度からの「新馬・未勝利戦」の連対率です。

年産連対率(新馬・未勝利戦)
2008年産29.1%
2009年産26.0%
2010年産32.2%
2011年産26.3%
2012年産25.5%
2013年産32.3%

初年度産駒は2008年産ですが、2008年産~2013年産までほぼ一定の連対率を収めております。

2013年産以降もほぼ変わらない連対率でしたので、

「初年度産駒の勝ち上がり率がその種牡馬の勝ち上がり率である」

と言う考えで良さそうなことが分かります。

キングカメハメハ産駒やハーツクライ産駒など、計18頭の種牡馬の年産別の勝ち上がり率を調べましたが、ディープインパクト産駒同様の結果が得られました。

ロードカナロア産駒を調べてみる

今回のテーマはロードカナロア産駒が早熟かどうかなので、

ロードカナロア産駒の初年度から4年間の連対率(新馬・未勝利戦)を調べてみます。

※比較として、ディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒も載せております。

新馬・未勝利戦の連対率
年産ロードカナロア産駒ディープインパクト産駒キングカメハメハ産駒
初年度21.9%29.1%22.1%
二年目21.0%26.0%18.5%
三年目20.5%32.2%20.3%
四年目20.8%26.3%17.7%

ディープインパクト産駒ほどの好成績は収めておりませんが、

キングカメハメハ産駒と同程度の実績を残しております。

つまりロードカナロア産駒は、キングカメハメハ産駒並みの早熟性が期待できます。

ロードカナロア産駒と覇権争いが期待されている、ハービンジャー産駒とルーラーシップ産駒と比較してみます。

新馬・未勝利戦の連対率
年産ロードカナロア産駒ルーラーシップ産駒ハービンジャー産駒
初年度21.9%19.4%15.8%
二年目21.0%18.1%15.1%
三年目20.5%18.8%11.7%
四年目20.8%13.9%12.0%

ルーラーシップ産駒やハービンジャー産駒に比べると、ロードカナロア産駒は早熟型であることがわかります。

年齢別の連対率を見てみる

続いては、ロードカナロア産駒の年齢別の連対率を見てみましょう。

※参考に、ルーラーシップ産駒とハービンジャー産駒の比較も載せております。

年齢ロードカナロア産駒ルーラーシップ産駒ハービンジャー産駒
2歳25.4%18.8%17.1%
3歳20.0%17.7%14.5%
4歳23.0%16.9%16.4%
5歳13.8%15.5%14.3%

グラフを見て分かるように、「2~4歳」までの連対率が他の産駒に比べて高いことが分かります。

5歳になると連対率がガクッと落ち、他の産駒と同様の成績に落ち着くようです。

まとめ

・ロードカナロア産駒は早熟である。

・ディープインパクト産駒には劣るが、キングカメハメハ産駒程度の早熟性が期待できる。

・2~4歳までの連対率が他の産駒に比べて高い。

というような結果となりました。

新種牡馬が台頭してきておりますので、

ロードカナロア産駒の一強時代

というのは、なかなか難しいかもしれません。

しかし、ベテラン種牡馬として頑張ってほしいですね。